2018年6月13日
第4講 庭木を愛でる
植物学、色 性質 植生 空間構成レイアウト
ゲスト講師として ポンドビルダーネットワーク代表 服部吉剛先生をお迎えして開催されました。
実際に施工された現場のお客様の声を動画で見せていただき 大変すばらしい講義となりました。
造る側の意見だけではわからない 水のある生活。本物の生活の潤い感を実感することができました。
生徒さんの感想の中にも
動画がとても良かったです。
実際にお庭に池を作っているからこそ分かる良い所を聞くことができました。
私も今まで池は日本庭園というイメージしかなかったのですが、服部先生のお話を聞いて今の時代に合った池(新しい価値の池)を作ることが出来るのだと思いました。
聞く見るだけではなく実際のワークも実施されました。
池を作ってみよう!実際に完成された図面に自分が思い描く池や川を落とし込み、構造まで検討そして発表。
真剣にワークに取り組みそれぞれのスピードで成長していく
池を施工していた生徒さんからは
いままでの水景に対する考え方が大きく変わりました。
以前、池などを制作していたこともあり水景に関しては抵抗をもっているのが本音でした。
お話を聞いてみると、もっと簡単に考えなくてはならないと思いました。
従来の池や水景の場合、水もれが大きな問題でした。オーバーフロー式なことばかり考えていたので、シートを張って防水処理が簡単に出来るとは思いませんでした。
お話を聞くまでは、シートは破れやすく補修ができないイメージでしたが、破らないようにクッション材などを使用して、グローベンさんのシートなら安心と感じました。
池を作ることは少ないとは思うのですが、知識として認識できていることが今後大きな差になってくると思います。
大きな池は需要が少ないですが、小さなビオトープガーデンは今後の発展がありそうです。
発表は大きな意味を持ちます。
実際、にわやで仕事をしようと思えば お金がなければ成立しません。
スクールの生徒さんの前で 伝わる発表ができなければ 素人のお客様の心を打つことは不可能だと思います。
真剣に発表し 真剣に聞く。
お客様へのヒアリングで最も重要な学びがここにはあります。
もちろん、口下手な生徒さんも見えますが、皆の真剣に聞こうとする誠意に後押しされすばらしいプレゼンが繰り広げられます。
そして今回は若干内容を変更して生徒さんからのリクエストで実際に雑木の庭の図面を書いてもらいました。
まずは樹の書き方から。
宮後先生からも絶賛された一本一本かき分けよりリアルな雑木の庭の雰囲気を出す書き方。
実際の写真を見ながら特徴を捉えることが目標
「普段、打ち合わせ中でもラフスケッチさえしないので手描きというものに苦手意識が強く、どこから書き始めたらバランスが取れるのかなど分からず手が止まってしまう状況でした。
色の塗り方においても、教えてもらった通りにやっているつもりでも、淡くぼんやりしてしまい、濃淡をつけることさえ難しかったです。
しかし、分からないながらもやってみると、描いている時間が苦ではなく、もっと樹種の描き分けなどもっと知りたいなと思いました。
CADで描く図面はコピー&ペーストで配置できるので早く描くことができますが、手描きではそれが出来ない分、しっかりプランを練って図面と向き合うので費やす時間が長い分、心を掴む図面が描けるのだなと感じました。」
「戸髙先生のレイアウトレッスン。
とてもいい勉強になりました。
手書きの素晴らしさを実感できました。
戸髙先生の工事受注率の高さが図面だけでも物凄く伝わりました。
とても楽しい時間でした。1日かけて図面関係の講義をお聞きしたいです。」
どう書いたらいいかわからないからやらない。と考えている生徒さんの多さに驚きました。
ただ どう書いたらいいかのヒントをもらったら 楽しくてしょうがない時間になったようです。
「樹木の特徴や書き方・色塗りを学ぶことができとても良かったです。
樹木の成長の仕方や特徴をもっとしっかりと見るべきだと思いました。今までは育てやすいだけで常緑樹(ソヨゴ)などをご提案していましたが、お客様の家の雰囲気や立地にあった樹木選びをしていくことが大切だと思いました。
手書きや色塗りも今までは下手だから書くのが嫌でしたが、書き方を教えていただき楽しく感じました。
書き続けなければ上達しないので少しずつ練習していこうと思います。」